はい！今回は大人の自由研究ということで！
【赤ワインと魚】
について調べました！
と、いうのも
「赤ワインと干物は絶対にやめた方がいい！ 」
と聞いたからです！
やめた方がいいと言われたら、なぜかやってみたくなりますよね。
そんなわけで今回、赤ワインと一緒に食べたものは
・アジの干物
・焼きたらこ
・かまぼこ
この三つです！
かまぼこ★
かまぼこ特有の魚っぽい味が強調される。
せっかくのかまぼこの味が台無しだ。
かなりまずい。すごくまずい。
もう二度とやらないと神に誓った。
今後かまぼこを見たら、この味を思い出して逃げるように立ち去るに違いない。
私を遠ざけるには、かまぼこ。
これが有効な手段だ。
しかし正月など、仕方なくかまぼこと出会う瞬間が来るだろう。
私はこれからどうしたらいいものか。
…そうだ。思いついた。
かまぼこと目を合わせなければいいのだ。
あいつとはもう友人でも何でもない。
だって、かまぼこなんだから。
焼きたらこ★★★
後に残る生臭さ。
その臭みがずっと口の中にいる。
つぶつぶと生臭さが合わさって非常に辛い。
私はこのつぶつぶ地獄の中で、どうしたらいいものか。
私はたらこを食べているのに、逆に食べられているのかもしれない。
そう、これはもう抜け出せない監獄のようなものだ。
どうにかして脱獄したいのに、私の目の前にあるのは絶望という名の赤ワインのみ。
私はそれを飲み干した。
そしてまた地獄がやってくる。
アジの干物★★★★★★★★★★★★★
有り得ないほど後味が悪い。
臭い。ほんっとうに臭い。
例えるなら腐ったイカのような匂い。
アジは大好きなのに嫌いになりそうだ。
漁師さん、ごめんなさい。
あなたには感謝をしている。
そう、すべては私が悪いのだ。
こんなクソみたいな自由研究で、せっかくの風味を台無しにしてしまった。
これは謝罪のために、もう漁に出るしかない。
私はアジを釣らなければならないのだ。
船に乗る前に酔い止めを飲むのを忘れてはいけない。
私は船酔いという物を経験した事は無いが、酔い止めの薬には絶対的な信頼をしているので、まぁ何とかなるだろう。
次の問題は竿と餌だ。
何も知識が無い。困った。
これは漁に出る前に図書館へ行き、基礎的な知識をこのアホな頭に詰め込んだ方がいいのではないだろうか。
頭は空っぽの方が夢を詰め込めると、おばあちゃんも言っていた気がする。
静まり返った図書館の中。
きっと私は漁への期待と不安の中で読書を楽しむのだ。
しかし気がつくと、大好きな廃墟の写真集を眺めているのかもしれない。
昔から脱線するのは私の悪い癖だ。
今もアジの干物から逃げるように、廃墟の写真集のことばかり考えてしまっている。
そもそも自由研究とは何なのだろう。
私は今こうして平日の朝っぱらから、アジの干物と赤ワインを堪能しているわけだが、これはまさに自由という言葉がぴったりなのではないだろうか。
そしてこの研究は無駄ではないと信じたい。
私は今後、赤ワインと魚の組み合わせだけは勘弁して欲しいと懇願するだろう。
そしてこれを読んでいるあなたに伝えたい。
赤ワインと魚はやめとけやめとけ。
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